夏ももう半分を過ぎたところですね。
ここ数年異常に暑い季節が続いており、シャツも汗でびしょびしょになる毎日です。
では本題に入りますと、今回はオリジナルTシャツを大量に発注したい方に向けた記事になります。
「大量発注するならどういったところを気をつければいい?」
「サンプルがないと出来上がりが不安」
「プリントする際に1番安いプリントってなに?」
といった疑問も多いかと思われます。
今回は大量発注の際に気をつけるべきポイント、大量発注に向いているプリント、活用したいサービスについてご紹介したいと思います。
料金がグッと変わるポイントは発注数とTシャツの生地
発注数が多いほど料金は安くなる
大量に発注するとなると気になるのは料金ですが、基本的にTシャツは食材と同じように(ポテトチップスのビッグパック、箱買いなど)多く枚数を頼めば頼むほど1枚あたりの値段が安く仕上がります。
普段買い物によく行かれる方でしたらわかりやすいポイントですね。
Tシャツの生地と厚みー綿とポリエステルー
この季節半袖のTシャツを着用される方も多いと思われますが、Tシャツは厚み(OZ-オンス)、綿(コットン)やポリエステルなど生地で料金がガラリと変わります。
基本的なTシャツの厚さの指標は「5.6oz」として定着しており、これより数値が低いと暑い日も快適に過ごせますが肌が透けやすく、逆に高ければ熱を持ちがちですがしっかりしているのでヨレも少なく肌が透けにくいといった特徴になります。
暑い夏も少しでも快適に過ごしたい、でも薄いのを買って肌が透けるのはちょっと…という場合には素材で決めてみるのもオススメです。
ポリエステルの特徴を簡単に2つ挙げますと「シワになりにくい」「乾きやすい」が大きな特徴です。
スポーツウェアやユニフォームとしてよく使われていますね。
デメリットは「汚れやニオイがつきやすい(落ちにくい)」「毛玉になりやすい」「綿より高い」が挙げられます。またポリエステルは生地の特性上、厚みを出しにくいので基本は薄い生地感になります。
綿の特徴を簡単に2つ挙げますと「吸水しやすい」「丈夫である」が大きな特徴です。
流通しているTシャツの多くは綿素材でできています。
デメリットは「シワになりやすい」「乾きづらい」が挙げられます。
ポリエステル
•シワになりにくい
•乾きやすい
•汚れやニオイがつきやすい
•毛玉になりやすい
•綿より高い
綿
•吸水しやすい
•丈夫
•シワになりやすい
•乾きづらい
ポリエステルは水分をすぐに蒸発してくれますが、綿より高くなってしまいます。
また綿はポリエステルより安価に発注でき、吸水性は良いですが蒸発に時間がかかります。
上記を参考に、ご自身の理想に近づけられればと思います。
大量発注で安く仕上げたい場合のオススメはシルクスクリーンプリント
Tシャツのプリント方法も様々ですが中でも大量発注で安価に仕上げたい場合のオススメは「シルクスクリーンプリント」です。
メッシュ素材の穴にインクを通してプリントする技法ですが、最初にインクを素材にプリントするための「版」を作るために「製版代」が必要になります。
こちらは料金にすると数千円〜数万円になりますが、1度作ると何度でも刷ることができるので大量発注にピッタリの印刷方法です。
シルクスクリーンプリントのデメリットを挙げれば「複雑なデザインのプリントができない(グラデーションなど)」「基本は単色(2色以上は別途料金)」「会社によって再印刷のための版の保管期間が異なる(永久のところもあれば1年間のところも)」になります。
最初に製版代で1万円前後の料金はかかりますが、1度作ってしまえばプリント代は数十円〜数百円。
保管期間の違いはありますが期間内であれば再プリント代も同じ値段、またはさらに割引してくれる会社もあります。
この記事では大量発注数を100枚程度として扱っていますが、実際のところ30枚以上の発注数であれば元が取れるようになっています。
ざっくりとした計算ですがTシャツ100枚をシルクスクリーンプリントで発注すると、大体1枚あたりの値段は600円〜1000円以内に収まります。
シルクスクリーンプリント
•はじめに製版代がかかる(数千円〜数万円)
•製版後のプリント代は数十円〜数百円
•Tシャツ100枚でTシャツ1枚あたりの値段は600円〜1000円
•複雑なデザインはできない
•基本は単色(2色以上は別途料金)
•会社によってはじめに作った版の保管期間が異なる(永久から1年間)
社名やチームネーム、シンプルなデザインでワンポイントプリントをご希望でしたらシルクスクリーンプリントがオススメです。
大量発注する際はサンプルと見積もりを活用しよう
会社によっては量産前にサンプルを送ってくれるところもあります。
「届いたはいいけど写真で見るのと色味が違う」「メンズのSサイズとレディースのMサイズを見比べたい」「生地を実際に触ってみたい」などの不安や疑問を解消してくれるサービスなので活用するほかはありませんね。
数百枚頼んで取り返しのつかない大失敗をしないために必ず活用したいところです。
また無料見積もり、相談見積もりのみもOKの会社も多くありますのでこちらも活用していくことが良いでしょう。
サンプル対応は時間もかかるので、可能な限り納期に余裕を持って発注しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大量の発注をする方々の多くは学校のクラスTシャツ、ビジネス•スポーツ•チームウェアとして使用するケースが多いと思われますが発注時に気をつけたいポイントは大体共通しています。
今回の記事のポイントは
•Tシャツの発注数
•Tシャツの素材
•サンプル対応の有無
•相談と見積もり
•シルクスクリーンプリントは大量発注向き
となります。
届いてみてがっかりとならないように、事前にしっかり確認しておきたいですね。
今年も猛暑日が続き非常に過ごしにくい気候となっています。
皆様も体調には充分に注意して、健康にこの夏をお過ごしください。