立秋が過ぎ、陽が落ちる時間も早くなり夕方の空も秋めいてきました。
そろそろ秋支度かななんて思っても暦通りにはいかないもの、まだまだまだまだ汗が止まらない日が続いていくことでしょう。
では本題に入りますと、今回はシルクスクリーンでオリジナルTシャツを格安で注文したい方に向けた記事になります。
「シルクスクリーンって高くないの?」
「オリジナルTシャツって難しそう」
「安く済ませるためのポイントを知りたい」
と思われる方も多いかと思われます。
長く続くであろう残暑にもまだ間に合う『シルクスクリーンでTシャツを格安で作ってみよう!』そのコツを今回の記事でご紹介したいと思います。
シルクスクリーンの基本費用
シルクスクリーンの基本費用は『製版代+アイテム代(Tシャツ、バッグ等の写す素材)+印刷代+送料』です。
この他に「ラメ入りプリント」「蓄光プリント」「網点製版」のような特殊な印刷、印刷する部分や大きさ、印刷する生地によって「追加料金」が加わる場合があります。
シルクスクリーンが安くなる条件は『大量印刷』『複雑でないシンプルなデザイン』『印刷ポイントは1ヶ所で1色』が基本です。
複雑でないシンプルなデザインというのは「グラデーションのように多色を必要とせず、線が1ミリより細くない」ことを意味します。
色を加えるとその分料金が増し、線が細すぎると思い描いているようにはっきりくっきりと印刷されない可能性があるのが理由です。
数枚ほどの注文ですと値が高くついてしまいますが期間内であれば再印刷の際『製版代』は必要ありませんので何度でも刷ることができます。
チームネームや会社ロゴ、色数が少なくシンプルでいてプリントサイズが小さいほど値段は安くなります。
制限が多く思えますが、デザインが胸元や背中にワンポイントであればそれほど大きな値段にはならないということですね。
1度の注文枚数が多いほど安くなる
シルクスクリーンプリントは注文枚数が多ければ多いほど「アイテム代(Tシャツ等の写す素材)」が安くなります。
商品の箱買いやポテトチップスのビッグパックと同様の理由です。
シルクスクリーンでプリントする際、1枚刷るのも10枚刷るのも作業量としてはそれ程変わらないのも理由のひとつです。
プリントは1ヶ所1色にしよう
シルクスクリーンプリントは「1つの版(デザイン)に1色」が基本です。
2色刷りの場合『製版代』×『2つ分』となり、最終的な料金が上がってしまいます。
色の話とは違いますがすぐ上の画像の男女のペアTシャツは「1990」と「1993」と数字が変わってしまっているのでこちらの場合も『製版代』は『2つ分』となってしまいます。
しかしどうしても2色でプリントしたい、という方でも工夫をすれば『製版代』1つ分でプリントすることもできます。
それが下記で紹介する「Tシャツの生地の色で工夫してみよう」です。
2色でプリントしたい時はTシャツの生地の色で工夫してみよう
シルクスクリーンプリントは「1つの版(デザイン)に1色」が基本ですが、Tシャツ(アイテム)の生地の色を工夫することによって擬似的に「2色刷り」が可能です。
例えば胸元に「トマト」のデザインを刷りたい時に恐らく必要な色は「食べる実の赤」と「ヘタの緑」かと思われますが、Tシャツの生地の色を「赤」か「緑」にするともう片方をプリントする際に必要な色が「1色」だけでトマトを表現できます。
輪郭をもう片方の色で縁取る必要はありますが、Tシャツの生地の色を片方に合わせることによって擬似的に2色刷りの表現が可能となります。
Tシャツの生地を気にしてみよう
シルクスクリーンでTシャツを格安で作るコツの最後は「Tシャツの生地を気にしてみよう」です。
Tシャツの値段は厚み(oz-オンス)や素材(綿やナイロン)などで大きく変わっていきます。
なるべく安くしたい時はこの「厚み」と「素材」を気にして決めるのがコツです。
Tシャツは薄ければ安く厚ければ厚いほど値段は上がっていきます。
なるべく料金を抑えたい場合は薄手のTシャツを選ぶことが良いでしょう。
ちなみに肌が透けづらい標準の厚さは「5.6オンス」となっています。
Tシャツの素材はこだわりがなければ「綿」生地にプリントされるのがオススメです。
最も流通が多い生地で1度は袖を通したことがあると思われる、馴染みの深い生地ですね。
オールシーズンで着用できる綿素材は「肌触り」「吸水性」「夏は涼しく冬はあたたか」「染色しやすい」の万能素材となります。
シルクスクリーンでTシャツを格安で作る場合は「厚み」と「素材」の2点を気にしてオーダーしてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
オリジナルのオーダーメイドTシャツを頼むとなると市販のプリントTシャツを買うより高くなってしまうイメージですが実は全然そんなことないんです。
むしろ大量に発注予定で、見出しの「シルクスクリーンの基本費用」内の安くなる条件を満たしていれば格安でオリジナルのTシャツを作ることが可能になります。
今回のシルクスクリーンでTシャツを格安で作ってみようの記事のポイントは
•大量印刷
•複雑でないシンプルなデザイン
•印刷ポイントは1ヶ所で1色
•Tシャツの生地は「綿」
•肌が透けづらい厚さの標準は「5.6オンス」
となります。
自分だけのオリジナルTシャツが届き袖を通した姿はいつもと違った特別な感情が湧き上がること間違いなしです。
デザインを考えることが苦手な方でも、プロの担当者がお手伝いしてくれる会社もありますのでまずはご相談からしてみるのも良いかと思います。
あなたも自分だけのオリジナルTシャツをこれから作ってみませんか?